「決算書読める化」プロジェクト


   [キャッシュフロー計算書]




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5.投資活動によるキャッシュ・フローの解説

このページではC/Fの投資活動によるキャッシュ・フローについて解説いたします。まず様式を 再確認しましょう。。

U. 投資活動によるキャッシュ・フロー
  有価証券の取得による支出▲×××
  有価証券の売却による収入 ×××
  有形固定資産の取得による支出▲×××
  有形固定資産の売却による収入 ×××
  投資有価証券の取得による支出▲×××
  投資有価証券の売却による収入 ×××
  連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得▲×××
  連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却 ×××
  貸付による支出▲×××
  貸付金の回収による収入 ×××
     : :
  投資活動によるキャッシュ・フロー    ×××

投資活動の投資は大きく設備投資、事業投資、資産運用投資、その他の4つに分類されます。

設備投資は、建物、機械、車両、土地などの投資です。投資をすれば支出になるのでキャッシュフローは マイナスとなります。所有していた建物や土地を売却すれば逆に収入となりキャッシュフローはプラスに なります。機械などを除却したときは機械の簿価がなくなるだけでキャッシュフローに影響はありません。 ただし、除却に伴う費用はキャッシュフローのマイナスになります。

事業投資は新規子会社株式の取得のことです。株式を取得して子会社になった場合です。これに対して 現在60%の株式を所有している子会社の株式を20%買いまして持ち株比率を80%にした場合の 株式取得の支出は投資活動ではなく財務活動のキャッシュフローに該当するのでご注意下さい。
また新規子会社の株式を取得した場合は連結決算により新規子会社の現金預金が連結貸借対照表に取り込まれるので 連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得の金額からこの新規子会社の現金・預金の金額を控除することになります。 例えば、S社の株式80%を100億円で購入した場合、S社がキャッシュを30億円保有していたとすると 連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得の金額は70億円となります。

資産運用投資は、投資有価証券の売買や長期性定期預金の預け入れ・引き出しや貸し付け・貸付金の回収が 該当します。注意点はこれはキャッシュフローなので投資有価証券を売却したときは売却益ではなく 売却金額そのものがキャッシュフローとなります。

投資活動のうち、設備投資が大きな金額になるので投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスに なるケースが多いです。

2020/2/18


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